
トレード本を読んだことがある人はわかると思いますが、読み終わっていざチャート画面を開いてトレード始めてみると、「まるでわからん」になることってありませんか。
読み終わって満足しただけで、結局自分のトレードに活かせないというパターンです。
今回紹介する書籍「クイズを解いて勝率アップ!FXチャート&資金管理 実践トレーニング」は実際の過去ローソク足チャート画面を例に、クイズ形式で手法の解説をされています。
ひとつひとつ丁寧に理解しながら読みすすめることができ、実際の自分のトレードに大いに役立つことができる良書です。
この記事の結論
- 紹介する書籍「クイズを解いて勝率アップ!FXチャート&資金管理 実践トレーニング」はトレード初心者から中級者にオススメ
- トレードする上で重要な思考について触れており、トレードの基礎を勉強するにはピッタリな内容
- トレード手法をクイズ形式・実際のローソク足チャート画面で説明してくれるので、読んで満足して終わりではなく、自分のトレードに活かせる
- 書籍内で紹介されている手法はダウ理論をベースにしており、ビットコインFXでも成果を出せる手法
本の内容を少し紹介します
紹介する書籍では主に4つのステップについて、FXトレードの手法を解説されています。
・ステップ1:相場環境認識
・ステップ2:高確率エントリーポイント
・ステップ3:MACD/RSIの複合技
・ステップ4:正しいレバレッジと資金管理
それぞれのステップについて軽く紹介します。
ステップ1:相場環境認識
本書では自分がエントリーする足の上位足で相場状況を最初に把握することを重要視しています。
相場状況は
「上昇トレンド」
「下降トレンド」
「レンジ」
の3つの状態のいずれかに属します。
現在の相場状況がどれにあてはまるのか判断するために、ダウ理論を本書で説明しています。
相場状況を把握した上で、「買い」「売り」「様子見」を判断します。
本書ではそれを実際のチャート画面を例に、この状況の相場状況はどれか?なぜその判断になるのか?を詳しく解説しています。
ダウ理論とは?
19世紀後半に米国の証券アナリストであるチャールズ・ダウ氏が考案した、テクニカル分析の理論です。
理論のなかで特に「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する」が有名で、現在でも多くのトレーダーから支持されています。
もちろん多くのビットコインFXトレーダーの方も、この考え方を活用している方が多い印象です。
ステップ2:高確率エントリーポイント
ステップ1で、相場状況を把握できたら買い・売りをしかけるエントリーポイントを探ります。
本書では水平線やトレンドラインを使用して、優位性のあるエントリーポイントを解説されています。
ちなみに水平線を使ったトレードは暗号通貨界隈で有名なトレードの方も使用しています。
この書籍で水平線の引き方を勉強できるので、ビットコインFXでかなり使える手法だと思います。
ステップ3:MACD/RSIの複合技
ダウ理論と一緒にRSIやMACDのオシレータを利用することで、エントリー根拠を明確にし、さらなる高確率エントリーができるように解説されています。
様々なインジゲーター・オシレーターが世の中に存在しますが、本書は主に移動平均線・RSI・MACDに絞って説明しています。
その理由はFXは「ダウ理論」と「ライン分析」ができれば、十分安定して利益を残すことが可能、と謳っており、チャートにインジゲーターが増えるほど、ノイズとなるシグナルが多くなるため、デメリットのほうが大きいとしています。
ステップ4:正しいレバレッジと資金管理
初心者が一番間違いを犯しがちな、資金管理について説明しています。
レバレッジについてや、リスクリワードを説明しており、勝ち続けるためには非常に重要なことを簡潔に説明されています。
たとえ、90%以上の高確率手法を持っていたとしても、資金管理の知識がなければ、いずれ破綻します。その理由については本書を読むとよくわかるとおもいます。
まとめ
今回紹介した書籍「クイズを解いて勝率アップ!FXチャート&資金管理 実践トレーニング」はAmazonの評価もとても高く、実際に私も読みましたが非常にわかりやすく、かつ納得感のある説明がされていました。
本書は主に為替チャートで説明されていますが、ビットコインFXでも通用する内容になっています。ぜひ手にとって読んでみてください。